健しん会久留米のホームページにようこそ
本会は、福岡県久留米市の文化施設・えーるピア久留米の生涯習センター(久留米市諏訪野町1830-6)で、
講師・森田和子先生により開始された太極拳を元としており、
そこから巣立った指導者により、現在、市内外のコミュニティーセンター等で多数の教室が開催されております。
全ての教室の生徒数は、約200名で、県南部地区の太極拳の発展に寄与しています。
太極拳は我が国では公益法人・日本武術太極拳連盟を中心に発展しております。
国内でもジュニアから老人まで、幅広く楽しまれており、世界的にも徐々に普及しているスポーツです。
太極拳には中国4000年の知恵が込められて、武術的には少林寺などのカンフー的な要素から、気功などの健康運動的な要素も含み、各人の様々なニーズにあった太極拳を作り上げることができます。
太極拳は体の柔軟性を高め、ある人は中国雑技団員のような切れのある身体を目指すこともできるし、また人によっては、ゆったり、ゆっくりとした動きから、生涯スポーツとして、年を重ねても、柔軟な身体と心を継続することも可能といわれております。
その科学的意義として、最近、太極拳の持つ様々な点が注目されています。
1つは太極拳が有酸素運動であることです。
それにより、肺の活動を促し、免疫力が強化されます。また、激しい運動や加齢により、抗酸化物質が減少して、活性酸素が増加することで、がんを生み出すきっかけになりますが、太極拳による有酸素運動で深い呼吸をする事で、活性酸素が低下し、健康長寿に役立つと考えられます。
第2には太極拳はゆったり、ゆっくりとした動きで、インナーマッスルとされる大腰筋や脚の裏側のハムストリングスなど、体幹や脚力を発展させる筋肉を鍛えます。
第3に太極拳は遅筋・速筋ともにバランスよく鍛えられるため基礎代謝を上げやすく、ミトコンドリア代謝を促進する酵素LSD1が良く働くことで、活性酸素を最小限にしながら自律神経を整える事が出来るとされています。
第4に足腰手など全身の協調が求められる、全身運動であることから、パーキンソン病などの難病やロコモティック・シンドロームなどの老化疾患にも有効との報告がアメリカなどであり、太極拳は一生追い求められる運動ともいえます。
太極拳は呼吸体操とも言われるように、呼吸を大事にしています。しかし、ヨガとは違って、自然呼吸が求められています。動作も常に自然で、無駄がない、無理がないが求められています。東洋哲学、東洋医学にも通じており、知れば知るほど、奥が深いことが分かります。
しかし、やることは1歩1歩の歩みと、ゆったりとした上体の動き。これらの動作を大地より腰を介して、全身で、無駄なく行うだけです。
余分なことは何も考えない、心を無にすること、これが太極拳が歩く禅といわれるゆえんでもあります。
これらのことにより、昨今、我が国では、生涯スポーツとして評価され、益々、愛好者が増えつつあります。
一緒に楽しみましょう !
会長; 飯田行雄(NPO法人 福岡県武術太極拳連盟理事長)
その元に、総務、経理、倫理、検定・指導、大会部門の計15名の役員が会の運営を行っています。
事務局長;稗田 芙美子
お問い合わせ ℡ 0942-32-4867